皆さん、大学入試を高校入試と同じ、単なる「努力した先に合格があるもの」と思っていませんか?
 大学入試では志望校により、受験方式が異なります。下図は一例ですが、国公立大学といっても、学校により受験に必要な科目・得点が違うことがわかります。これを決めないまま受験モードに突入すると「受験に必要のない教科を勉強していた」という取り返しのつかない事態に陥るかもしれません。
 受験対策では、まず「志望校を確定させること」勉強はそれからです。大学入試は「情報戦」です。ご注意ください。

山口県周辺の国公立大学受験科目(工学部・看護学部編)

いずれも合格最低点が70%以下の大学ですが、同じ国公立の学部学科であっても、受験に5教科7科目が必要な大学、3教科で受験可能な大学、数学もⅠAのみで受験できる大学と様々です。

山口・福岡の国公立大学工学部機械系学科(一部)について

大学名 必要科目及び配点
試験区分 国語 社会 数学 理科 英語
九州工業 共通テスト 150 100 150 150 250   800
2次     400 400     800
山口 共通テスト  100  50 200 200 200   750
2次     250学科による     250
山口東京
理科A方式
共通テスト 100 100 200 200 200   800
2次     200 200     400
山口東京
理科B方式
共通テスト     100 100 100   300
2次     300 300     600

山口・福岡・大分の国公立大学看護学科一部について

大学名 必要科目及び配点
試験区分 国語 社会 数学 理科 英語
山口大学 共通テスト 200 100 200 200 200   900
2次         200   200
大分大学 共通テスト 100 50 100 100 100   450
2次           200 200
山口県立大学 共通テスト 200 100 100 100 200   700
2次           200 200
福岡県立大学 共通テスト 100   200 100 200   600
2次           215 215

 

2023年度大学入学共通テスト総評

 過去3回の大学入学共通テストでは、大幅な難化やそれを受けての易化、コロナに寒波に得点調整もあり受験生に大きな影響を与えました。昨年度の大学入学共通テストでは受験者数・志願者数ともに過去最低でしたが、3回目の実施でようやく混乱の少ない入試になってきているように感じます。
 また、令和7年度の共通テストの変更点が発表され「新科目」や「得点調整」、「旧課程措置」などもあり、来年は共通テストのみならず、学校現場も混乱の一年となりそうです。
 とはいえ第3回「大学入学共通テスト」が行われました。すでに6割を超える大学で英検等各資格試験の入試優遇が導入され、「大学入試共通テスト」への完全移行は着々と進んでいます。大学入学共通テストは未だ移行段階であり、これまでの大学入試センター試験のように過去問も十分なければ、傾向読みも完全ではありません。だからこそ入試制度を理解し、正しい情報のもとでの準備が必要です。

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 KATEKYO学院下関では、医学科・薬学科・歯学科の入試対策においても、専門の社会人プロ家庭教師が完全一対一で指導を行っています。
 医歯薬学部の一般入試や難関国公立大の二次試験では受験に必要な教科の「深い知識」や「様々なアプローチでの解法」が求められます。大学入学共通テストで何点取ることができても大学入学共通テストに求められる知識や解法では太刀打ちできません。国公立大学医歯薬学部は、その他の学部によくみられる「大学入学共通テストでほとんど合格が決まる」ような大学はないため、高校の勉強についていく=合格 はありません。「大学入学共通テストは通過点、8.5割以上とって当たり前」「受験生の夏には2次対策入る」など受験生としての意識や行動から異なるため、医歯薬専用の学習計画が不可欠です。
 以下は、鹿児島大学医学部医学科へ合格を決めた田中君へのインタビューです。本気で合格を考えている方必見です。
 KATEKYO下関では医歯薬・難関大対応について、専門の社会人プロ家庭教師が行いますので、本気で志望校合格を望む生徒さんをお待ちしています。