新高校1年生 進路・科目選択を間違えないために

昨日から県内一斉に学校休業が解除され、やっと新学期が始まりました。

例年ですと、進学校の高校1年生の春は進路指導・面談が行われ、「高校の実力(大学の合格実績)を基に高校生活をどのようにおくるか」を考える時期です。今年度は学校休業もあり、例年よりも多くの進路相談を受けました。細かな受験情報は各々の希望進路に合わせてお話ししましたが、高校1年生の皆さんに共通して伝えたのは大きく以下の2点です。

①大学入試では志望校・志望学科によって選択できる受験方式や受験に必要な科目とその範囲が異なる

大学入試には総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦型選抜(旧推薦入試)・一般選抜(旧一般入試)の3通りがあります。総合型選抜や学校推薦型選抜のように出願条件が異なり(評定平均や資格の取得など)出願資格を得るための対策が不可欠ものや一般選抜のように志望学科によって受験に必要な科目が異なる選抜方法もあります。さらにその選抜方法も大学や受験日程によっても異なりますので、志望校を早く決めた生徒が受験を優位にすすめることができます。

➁大学へ合格結果は高校の実力に左右されやすい

高校の大学合格実績を見て、毎年決まった大学に同じくらいの人数が合格していると感じたことはありませんか?高校入試で生徒の学力層が分けられている上に、①から学校側が常に全国の新しい受験方式を把握し、無数の情報の中から生徒一人ひとりに合った志望校を全員に案内することは困難で、さらにその志望校一つ一つに高校が最善の対策をとることは不可能です。ですので、各高校の大学入試対策は一般選抜ならば大学入学共通テスト(旧センター試験)対策、その他の選抜ならば指定校推薦や同盟校推薦・協定校推薦などそのノウハウが活かしやすい大学にあつまります。進学したい大学が通う高校の実力(大学の合格実績)の外にあるならば、+αの対策が必要です。

進路を確定させる時期は一人ひとり異なりますが、この2点に留意して高校生活を送ることが大切だということです。何も考えずに勉強していると「受験に必要ない科目に力を入れて勉強していた」や「出願資格を満たしておらず、受験すらできなかった」といった事態に陥るかもしれません。大学入試までの時間は皆同じですから、正確な情報をもとに受験勉強を早くスタートした生徒が勝ちます。

高校入試では皆同じ教科で同じ範囲の勉強行いますから、受験勉強を頑張って学力によって進路を確定した生徒さんが多かったと思います。何度も言いますが大学入試は高校入試と異なり「志望校によって受験方式も試験科目も異なります」から学校の勉強を頑張るだけでは不十分です。まずは進路を確定させること、本格的な受験勉強はそれからです。

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